まず、全てのお酒に共通していることですが、劣化しているお酒は買取の対象にならないことがあるので、お酒の正しい保管方が分からないならできるだけ早めに買取に出すことを推奨します。
自宅で保管しているだけならこのようなことはないと思いますが、洋酒の瓶やボトルに大きな傷が付いたりしても買取を断られることもあるので、保管するときには箱に入れて瓶やボトル同士が触れないようにしてください。もちろん、開封したお酒は買取の対象になりません。よほどのプレミアが付いているお酒だと容器だけでも買取の対象になることもありますが、それはごく稀なことです。
ワインなどのコルクが付いているお酒は中身が劣化する以外にもコルクがお酒を吸収して量が減ってしまう場合もあります。多少の減りでは買取してもらえますが、量が大幅に減っていれば買取不可や買取価格が大きくダウンしてしまうことになるのでそれを回避するためにも早めに売却することを推奨します。
洋酒を高額買取してもらうコツには、箱や鑑定書や付属品などを揃えて査定に出すことが挙げられます。最初からないなら査定額に影響しませんが、ある程度の値段がするお酒なら箱に入って販売されているので、箱は捨てないでとっておきましょう。洋酒の付属品としては替え栓や化粧紙や布、持ち運び用の外箱、ギャランティカードなどがあります。
洋酒に限らず、お酒は複数まとめて出すことで買取額アップにつながります。お酒を買取にするにも人件費などのコストがかかるため、お酒の数が多いほど1本あたりのコストが下がるため、その分買取価格をアップできるという仕組みです。
洋酒を高く売るためには、お酒専門の買取店を利用するのが基本ですが、お店によっても買取額は異なりますので、できる限り多くのお店に問い合わせて相見積りをとることをおすすめします。
高額買取が期待できるブランデーの代表的な銘柄としては、レミーマルタン、ヘネシー、カミュなどが挙げられます。ブランデーには等級があって、EXTRAが最も等級が高く、XO、NAPOLEON、VSOPの順で価値が決まります。そのため、同じ銘柄でも等級によって買取価格も大きく変わります。
ブランデーの特徴としては、品質の劣化が起きにくいことです。しばらく自宅に置いておく程度なら買取価格に変化が起きにくいです。
ウイスキーで高額買取が期待できる銘柄には、マッカラン、ダルモア、スプリングバンクなどが挙げられます。ウイスキーには産地があって、スコッチウイスキーのシングルモルトだと高価買取を期待できます。最近ではジャパニーズウイスキーの人気も高くなっています。
シャンパンで高額買取が期待できる銘柄としては、ドンペリニヨン、クリュッグクロダンボネ、サロンなどが挙げられます。シャンパンは美味しく飲める時期が限定されているため、その時期が過ぎると買取額が大幅に下がってしまいます。シャンパンを美味しく飲める期間は1〜2年、ヴィンテージで3〜5年、プレステージは7〜10年です。
ワインで高額買取が期待できる銘柄はたくさんありますが、特に有名なのがDRCロマネコンティ、モンラッシュ、シャトーペトリュス、ルパンなどです。ワインには当たり年があって、そのようなワインにはかなりの高値がつきます。
ワインは数万円以上の買取価格がつくのは一般的なことで、何十万円や何百万円で取引されるのも珍しいことではありません。ワインは保管方法によって劣化も起きやすいので、ワインセラーをお持ちでなく高級ワインを所有している方で、自分で飲む予定がないなら早めに買取に出しましょう。