マーテル高価格買取チェックポイント
流通年代別
マーテルVSOPの見分け方について
長い期間販売されてきた商品の中には、商品名は同じでも製造された時期によってボトルの仕様やデザイン、ラベル等が異なる「旧ボトル」「旧ラベル」製品が多数存在します。
そしてブランデーの多くは、旧ボトルの種類によって価格が変わります。一般的には、
@年代が古いボトル
A希少価値の高いボトル
ほど買取金額が上昇しやすくなります。
ブランデーやウイスキーの場合は、一般的に造られてからの期間が長いほど味が良くなるとされる傾向にあります。また、古いお酒は希少価値が高くプレミアがつくことが理由です。こちらのページでは、コニャックを代表するメーカー・マーテル社の製品「マーテルVSOPメダリオン」の年代別のボトルの見分け方をご紹介いたします。
マーテル VSOP メダイヨン
マーテルが創業されたのは1715年のこと。その年までフランスを統治していた国王ルイ14世に敬意を示し、ラベルにはルイ14世の横顔が描かれています。 |
1. 1960年代前半
VSOPメダイヨン 白ラベル@こちらはメダリオンVSOPの最も古いタイプのボトルです。写真の商品のラベルには1962年の輸入許可スタンプが押されています。ボトルの色は薄く緑がかった透明で、赤いメダリオンが特徴的なボトルです。
白いラベルが特徴です。このボトルに限らず、白いラベルのメダイヨンVSOPはすべて高価格買い取りになります。 |
ルイ14世の肖像が描かれています。ラベルの枠はシンプルな2重線で、全体的に装飾の少ないデザインです。 |
ラベル下部には輸入業者が記載されています。Browne Vintners社は1955〜1968年の米国の輸入業者です。 |
2. 1960年代
VSOPメダイヨン 白ラベルAこちらは1962年ごろに発売された、2番目に古いボトルです。
メダリオンの色は金色になり、縦方向にリボンが付きました。また、ラベルの表記がシンプルになった他
肖像画も変わっており、細かい部分が変化しています。
こちらはメダイヨンVSOPの2番目に古いタイプのボトルです。ラベルはよりシンプルになっています。 |
右が新しいラベルです。肖像画はシルエットだけになり、ラベルの表記内容も減っています。 |
このラベルの下部には輸入業者の情報が記載されています。フランス国内向けの場合はこの部分がなくなるので、その分ラベルの長さが短くなります。 |
3. 1970年代前半
VSOPメダイヨン 白ラベルB1960年代のボトルとよく似ていますが、フレームなどラベル細部のデザインが変更されており華美な雰囲気になっています。
1970年代初頭にラベルのデザインが変更されました。こちらは輸入業者の記載がないバージョンです。 |
右は変更前(1960年代)、左は変更後(1970年代)のラベルです。 |
肖像画の枠、ラベル全体を囲む四角い枠、文字の書体などが変更され、全体的に装飾的なデザインになりました。 |
4. 1970年代後半
VSOPメダイヨン グリーンボトル@1970年代後半からはグリーンのつや消しボトルに金色のラベルになり、デザインが大きく変わります。
緑色のフロストボトルに、金色のラベルです。 |
このタイプのボトルはリボンがラベルまで伸びています。 |
箱の種類も複数ございます。 |
5. 1980年代
VSOPメダイヨン グリーンボトルA1970年代のボトルとあまり変わらない様に見えますが、ボトルの形やリボンの長さなどが変更されています。
|
変更前(左)は円錐型のボトルですが、変更後(右)はテーパー型になっています。 |
新しいボトルでは、リボンの長さが短くなっています。 |
まとめ
見落としてしまいそうな小さな違いですが買取価格には大きく影響しますので、正確に査定するためには知識を持つ専門店での買取が安心です。
ライフバケーションなら、お酒買取専門店ならではの知識豊富なスタッフがあなたのお酒を正確・迅速に査定します!
※この記事でご紹介しているのは、過去に販売された旧ボトルのうち当店でお買取り経験のある一部のボトルになります。